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着物の襟は折る?折らない?

 

着物を着る際、襟を折るか着物の襟は折る?折らない?折らないかで迷うことはありませんか?

特に初心者にとっては、この小さな選択が大きな悩みの種となりがちです。

本記事では、着物の襟を折るか折らないかのポイントについて詳しく解説します。

1.着物の襟は折る?折らない?

着物を着る際、襟を折るか折らないかは大切なポイントです。

これには、着物の種類や襟の形状によって異なるルールがあります。

一般的に、広衿(ひろえり)は折るのが基本です。

一方、バチ衿(バチえり)や棒衿(ぼうえり)の場合は折らずにそのまま着用します。

広衿を折る理由

広衿は、文字通り幅が広い襟のことを指し、折ることで着物全体のバランスが良くなり、着姿が美しく見えます。

広衿を折ることで、首元がすっきりし、着物のシルエットが引き立つのです。

また、襟元に厚みが加わることで、寒い季節には防寒効果も期待できます。

バチ衿や棒衿を折らない理由

バチ衿や棒衿は、その形状から折る必要がありません。

バチ衿は、先端が広がった形をしており、もともと襟元が整った状態で仕立てられています。

このため、折ることで逆に不自然なシルエットになってしまいます。

棒衿も同様で、折らずにそのまま着ることで、シンプルで洗練された印象を与えます。

・具体例

広衿の振袖や訪問着などの場合、襟を折ることで格式高く見えます。

一方、普段着として着用する小紋や浴衣などのバチ衿や棒衿は、折らずにそのまま着ることでカジュアルでリラックスした雰囲気を楽しむことができます。

表で見る襟の種類と折り方

襟の種類 折る・折らない
広衿 振袖、訪問着、留袖 折る
バチ衿 小紋、紬、浴衣 折らない
棒衿 浴衣、一部の普段着着物 折らない

このように、着物の種類やシーンに応じて襟の折り方を工夫することで、より美しく、適切な着こなしができます。

この記事を参考にして、あなたも自信を持って着物を楽しんでください。

2.着物の襟を折るコツ

着物を美しく着こなすためには、襟の折り方が重要なポイントとなります。

襟を正しく折ることで、首元がすっきりし、全体のシルエットが整います。

ここでは、広衿を折る際の基本的なコツと具体的な手順を紹介します。

襟を折るための基本のコツ

折り目の位置を確認する

広衿には、あらかじめ折り目がついていることが多いです。

この折り目に沿って襟を折ると、自然な形になります。

対称性を意識する

両側の襟が対称になるように折ることが大切です。

左右のバランスが取れていないと、見た目が崩れてしまいます。

適度な緩みを持たせる

襟を折る際、ピンと張りすぎず、適度な緩みを持たせることで、自然な仕上がりになります。

首元に少し余裕を持たせると、着心地も良くなります。

広衿の具体的な折り方

準備

着物を肩にかけ、襟が肩から自然に垂れるようにします。

このとき、襟がまっすぐになるように整えます。

折り目をつける

広衿の内側に折り目がある場合は、その折り目に沿って折ります。

ない場合は、自分で折り目をつけます。

目安としては、襟幅の半分程度を内側に折ると良いでしょう。

襟を合わせる

左右の襟を前で交差させ、左襟が右襟の上にくるようにします。

このとき、襟元が首にしっかりフィットするように調整します。

襟の形を整える

襟が首元に沿って自然にカーブするように手で整えます。

ここでしっかりと形を作ることで、着崩れを防ぐことができます。

最終調整

鏡を見ながら、襟が左右対称であるか、首元に余裕があるかを確認します。

必要であれば微調整を行い、完璧な仕上がりを目指します。

具体例と注意点

例えば、振袖を着る際には、襟を少し深めに折るとより華やかに見えます。

一方、訪問着などでは、襟を浅めに折ることで上品な印象を与えます。

どの着物の場合でも、襟を折る際はしわを伸ばし、襟が滑らかになるように気をつけましょう。

これらのコツを押さえることで、襟の美しい折り方が身につきます。

正しく襟を折って、より魅力的な着物の着こなしを楽しんでください。

こちらの動画で広衿の整え方が分かりやすいです。

着物の襟は折る?折らない?のまとめ

襟の種類と折る・折らないのルール

広衿(ひろえり)

  • 襟を折る
  • 振袖や訪問着などの格式高い着物で使用
  • 折ることで襟元がすっきりし、美しいシルエットを作る

バチ衿(バチえり)

  • 襟を折らない
  • 小紋や紬、浴衣などのカジュアルな着物で使用
  • 折らずにそのまま着ることで自然な形を保つ

棒衿(ぼうえり)

  • 襟を折らない
  • 主に浴衣や一部の普段着の着物で使用
  • シンプルで洗練された印象を与える

これらのポイントを押さえることで、どの着物でも美しく着こなすことができます。

襟の折り方をマスターして、自信を持って着物を楽しんでください。