カニの数え方はたくさんあり、どの数え方がいいのか悩んでいるかもしれません。
この記事では、カニの数の数え方を解説します。
1.カニの数え方とは?
カニを数える際に用いられる単位には、「匹」「杯」「尾」「本」「肩」などがあります。
これらの数え方は、カニの種類や状態、料理や商売の文脈によって使い分けられます。
それぞれの単位がどのような場面で使われるのか、具体的な例とともに解説します。
・匹
最も一般的な数え方で、生きているカニや市場で販売されるカニを数える際に使用します。
例えば、水族館や市場で「カニが何匹いますか?」と聞かれた場合、これに答える形です。
・杯
カニが料理として提供される際に用いる単位です。
レストランでカニを注文する際に「カニ一杯ください」というように使われます。
特に、カニ鍋や焼きガニなど、一匹まるごと提供される料理で用いられることが多いです。
・尾
主にエビやロブスターなどの尾を持つ甲殻類に使われることが多いですが、カニにも適用されることがあります。
・本
カニの脚を指す場合に用います。
例えば、「カニの脚が五本」と数えるときなどに使われる表現です。
カニの脚が特に評価される料理や販売の際に重要な単位となります。
・肩
カニの肩部分、つまりカニの身が詰まっている部分を指すときに使用されます。
これらの数え方は、カニを買うとき、食べるとき、料理するときにそれぞれの部位や状態を正確に理解し、適切に扱うために重要です。
市場での購入時や料理をする際に、これらの単位を正しく使い分けることが、カニをより楽しむための鍵となります。
2.カニの1肩とはどの部分を指す?
カニを購入する際に「1肩」という表現がまれに使われますが、これはカニのどの部分を指すのでしょうか。
1肩とは、肩とそれにつながる足をまとめた半身を指します。
具体的に説明すると10本足のカニなら5本足、8本足のカニなら4本足を指します。
たとえば、ズワイガニやタラバガニなどの大型のカニでは、一匹を甲羅やエラを取り除き半身に切り分けた状態で、それぞれの片方が「1肩」と呼ばれます。
この部分には、カニの肩から始まり、数本の脚が含まれており、カニの旨味と食感を堪能できる部位とされています。
カニの「1肩」の提供例を以下に示します。
カニしゃぶ: 新鮮なカニの肩と脚を用い、熱湯でさっと茹でて食べる料理。
- 焼きガニ: カニの1肩をオーブンやグリルでじっくりと焼き上げる。
- カニ鍋: 複数のカニの肩を鍋に入れ、野菜や豆腐と一緒に煮込む。
このように、「1肩」という単位は、カニの調理法や提供形態を指し示すのに非常に便利で、カニ料理を楽しむ際の重要なキーワードとなっています。
カニの数え方についてのまとめ
カニの数え方には、さまざまな単位が用いられ、その選択はカニの種類、状態、そして使用される文脈によって異なります。
主な単位としては「匹」、「杯」、「尾」、「本」、「肩」があります。
- 匹 – 生きているカニや市場で販売されるカニを数える際に一般的に使用されます。
- 杯 – カニが料理として提供される際によく使われ、特にカニ鍋や焼きガニなどの料理で一匹まるごと提供される場合に用いられます。
- 尾 – 他の甲殻類と同様に使用されることがあります。
- 本 – カニの脚の数を指す際に使用され、特にカニの脚が評価される料理や販売で重要視されます。
- 肩 – カニの身が詰まっている肩部分を指します。