カーペットや畳についた絵の具の汚れ、困っていませんか?美しい作品を描く喜びが、一瞬で悩みの種に変わってしまうこともあります。
しかし、安心してください。
この記事では、カーペットや畳についた絵の具を効果的に落とす方法を詳しく解説します。
1.カーペットについた絵具の落とし方
カーペットに絵の具がついてしまったらどうしましょう?落ち着いてください、解決策はこちらにあります。
この章では、カーペットについた水性絵の具と油性絵の具、それぞれの落とし方を詳しくご紹介します。
1-1.水性絵の具の場合の落とし方
カーペットについた水性絵の具の落とし方は、正しい手順を踏めば意外と簡単です。
以下のステップを試してみましょう。
乾いたタオルの準備
まず、乾いたタオルを用意します。
このタオルには、水で薄めた中性洗剤をつけます。
洗剤は水性絵の具に効果的で、カーペットの素材を傷めにくいです。
タオルで叩く
次に、このタオルでカーペットの汚れた部分を叩くようにして拭きます。
強くこすりすぎるとカーペットの繊維が傷む可能性があるので、優しく叩くのがポイントです。
クレンザーの使用
汚れが頑固な場合、クレンザーを直接汚れの部分につけます。
クレンザーは、さらに深い汚れに対して効果的です。
歯ブラシでこすり取る
クレンザーをつけた後、歯ブラシを使って汚れの部分を軽くこすることで、汚れを浮かせます。
この時も、カーペットを傷めないよう注意しながら行います。
クレンザーの除去
最後に、きれいな濡れタオルでカーペットを拭いて、クレンザーが残らないようにします。
カーペットが濡れたままにならないよう、乾いたタオルで水分をしっかり吸い取りましょう。
これらの手順により、カーペットについた水性絵の具の汚れを効果的に取り除くことができます。
ただし、カーペットの素材や色によっては、変色や繊維の損傷のリスクがあるため、目立たない部分で試してから行うことをお勧めします。
1-2.油性絵の具の場合の落とし方
油性絵の具は水性絵の具よりも落とすのが難しいですが、適切な方法で対処すれば、カーペットからきれいに除去することが可能です。
以下に油性絵の具の落とし方を説明します。
除光液の使用
まず、絵の具がついた部分に直接除光液をつけます。
除光液は油性絵の具を溶解するのに効果的です。
この際、除光液がカーペットに広がらないよう、注意して少量を使用しましょう。
中性洗剤の準備
除光液の後、中性洗剤を水で薄めたものを用意します。
タオルをこの洗剤水で濡らし、汚れの部分を優しく叩くようにして拭きます。
強くこすりすぎるとカーペットを傷める可能性があるため、慎重に行います。
汚れの拭き取り
油性絵の具と中性洗剤をよく絡めながら、汚れを丁寧に拭き取ります。
この時、汚れを他の部分に広げないように気をつけてください。
水で洗い流す
最後に、水で濡らした別のタオルでカーペットを拭いて、洗剤と除光液が残らないようにします。
絵の具と洗剤の残留物がカーペットに残らないよう、水でしっかりと拭き取ることが重要です。
これらのステップを踏めば、油性絵の具も効果的にカーペットから除去できます。
ただし、カーペットの素材によっては、除光液や洗剤が変色や繊維の損傷を引き起こすことがありますので、目立たない部分で試してから使用することを推奨します。
2.畳についた絵具の落とし方
畳に絵の具をこぼしてしまったら、どうすればいいのでしょうか?畳はデリケートな素材なので、特に注意が必要です。
この章では、畳についた水性絵の具と油性絵の具の落とし方について、それぞれ丁寧に解説しています。
2-1.水性絵の具の場合の落とし方
畳についた水性絵の具を取り除く方法は、以下のステップで行います。
畳は水分に弱いため、適切な処理が必要です。
水で拭き取る
まず、柔らかい布やスポンジを清潔な水で湿らせて、絵の具がついた部分を優しく拭き取ります。
畳は水に敏感なので、布やスポンジをよく絞ってから使用し、水分を最小限に抑えることが重要です。
中性洗剤を使用
水だけで汚れが取れない場合は、中性洗剤を用いることが効果的です。
中性洗剤は、水で約20倍に希釈したものを使用します。
希釈した洗剤液を布やスポンジに少量取り、同様に絵の具の汚れを拭き取ります。
ここでも、布やスポンジは十分に絞り、畳に過度な水分を与えないようにします。
水拭きで仕上げ
洗剤を使った後は、再度清潔な水で湿らせた布やスポンジで拭き、洗剤残りをしっかりと取り除きます。
この時も、水分の量に注意して行います。
乾燥させる
最後に、自然乾燥させます。
畳を傷めないように、直射日光や強い風を避けた環境で乾燥させることが大切です。
これらの手順で、畳についた水性絵の具の汚れを効果的に取り除くことができます。
2-2.油性絵具の場合の落とし方
畳についた油性絵の具の落とし方は、水性絵の具よりも少し手間がかかりますが、以下の手順で対処することができます。
柔らかいブラシで汚れをかき出す
最初に、毛先が細かく柔らかいブラシを使用して、絵の具の汚れを慎重にかき出します。
この時、畳の繊維を傷めないよう、力を入れすぎずに優しくブラッシングすることが重要です。
油性絵の具は粘着性があるため、ブラシを使って表面の汚れをできるだけ取り除くことが効果的です。
中性洗剤で拭き取る
ブラッシングの後、中性洗剤を水で約20倍に希釈したものを準備します。
この希釈した洗剤液を柔らかい布やスポンジに少量取り、畳の汚れた部分を優しく拭き取ります。
ここでも、畳に過度な水分を与えないよう、布やスポンジを十分に絞ることが大切です。
水拭きで仕上げ
洗剤を使った後は、清潔な水で湿らせた布やスポンジで拭き、洗剤の残りを取り除きます。
この時も、畳が濡れすぎないよう注意が必要です。
乾燥させる
最後に、畳を自然乾燥させます。
直射日光や強風を避け、畳を傷めないようにゆっくり乾燥させることが望ましいです。
カーペットや畳についた絵具の落とし方についてのまとめ
カーペットや畳についた絵具の落とし方のまとめ。
カーペットについた絵具の落とし方
- 水性絵の具:乾いたタオルに水薄めの中性洗剤をつけ、汚れを叩くように拭く。頑固な汚れにはクレンザーと歯ブラシを使用し、清潔な濡れタオルで拭き取る。
- 油性絵の具:除光液を直接塗布し、中性洗剤を水で薄めたものでタオルを湿らせ、汚れを叩くようにして拭く。最後に水で濡らしたタオルで洗剤を拭き取る。
畳についた絵具の落とし方
- 水性絵の具:水で拭き取り、取れない場合は20倍に希釈した中性洗剤で拭き取る。その後、水で拭き残りを取り除く。
- 油性絵の具:柔らかいブラシで汚れをかき出し、20倍に希釈した中性洗剤で拭き取る。最後に水で拭き残りを除去する。
重要なポイントは、カーペットと畳それぞれの素材に適した洗剤の使用と、水分の扱い方に注意することです。
また、水性絵の具と油性絵の具では、落とし方が異なりますので、適切な方法を選んでください。
汚れの種類や素材によっては、目立たない部分で試してから本処理に移ることを推奨します。